僕の記憶が消えていく

『お母さん、瞬の検査どうだった?』


サラリーマンをしているお父さんはスーツのネクタイを緩めながら瞬がいる前で聞いてくる。


『あっうん。ちょっと炎症があるみたいで薬飲むんだって。』


私はお父さんにも嘘をついた。


『そうか、ちゃんと薬飲めよ。』


リビングでテレビを見てる瞬に言う。


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