ソープ嬢の忠実な執事


「ママあたし辞めるわ
俗引退しまーす♪」

「レイ..何言ってるの!?
この忙しい時に?!」

そうなぜか今日は
酔う客が一番多い
無駄に客がくる
ソープとしてでなく
キャバとして呼ばれる

また店に誰かが
入ってきた

「いらっしゃいませー」
ママが振り返る
その瞬間
「きゃー!!!社長!?」

「おう
レイカ居てるか?」

「何してんの?」
返事をすると
手招きされた

「お前引退するか?」

「またそれ!?
するよ。
さっき言ったし」

「そうか
兄貴が喜ぶよ..」

そう言って
ママにむかって
あたしの引退の話をした


急な話だが今日で引退

夾のいない内に
引退発表して
あたしはせこい奴だと
自分で思った


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