先生、私が変えてあげる♪
「行くぞ」
また、京はそう言って、実凪の手を引っ張った。
「ぅわっ」
蒼井が変な声を出すので、振り返ってみた。
「あの、京さん?ちょっとですねーー・・・」
頬を赤らめて、俺を見てきた。
「お前、そんな顔したら、いつか襲うぞ」
「はっ!?いや意味分かりませんけどっ!?」
「??っじゃあ、何を・・・」
「手、恥ずかしいです・・・・」
気がつけば、俺は蒼井の手を握っていた。
「す・・まん。つい・・・な」
「あ、そうですか。いや、あの、はい・・別になにも・・・」
うわぁ・・・やっちまった、と後悔した京だった。