先生、私が変えてあげる♪
外では『京さん』と呼ぶのは蒼井なりの気遣いだろう。
まぁ、家では先生だったが。
「・・・・俺、すっげぇ今金欠なんですけど?」
「・・・・そういえば、メガネ買いましたもんね」
そういえばって!!
そんなに今かけているメガネの存在薄いのか!?
「・・・・まぁ、メガネは買い換えなくてもよかったんですけどね」
ぼそっと、実凪は小さな声でつぶやいた。
「あ?」
「えっ!?」
「ちょ、詳しく説明してみろ」
「え?え、えとですねー。最近、京さんが前までかけてたメガネあるじゃないですか?そのデッカメガネ、今結構流行ってるから、別に買い換えなくてもよかったなーって?
「ふぅーーーーーーん」
正輝、金返せ。