先生、私が変えてあげる♪
「このままじゃ、いけないよな」
これで、もしかすると電話もつながらないかもしれない。
「あーーーー、ミスったぁ・・・!!」
俺は、後ろにあるベットにもたれた。
「とりあえず、明日から、俺たちで蒼井っちに電話をかけることしかできないね」
トーンの低い声で言った正輝は、ただただ、テーブルの上にある携帯を見つめているだけだった。
「音信不通・・・かもしれないね」
ぼそりと、亜子ちゃんがつぶやいた。
そうだ、音信不通だ。
夏休みが開けるまで・・・俺たちは、このまま過ごさなければいけないのか?