先生、私が変えてあげる♪




「・・・もし、その、・・・蒼井さんの叔父さんと叔母さんの家に電話をかけたとして。
もし、私たちが電話して、そういう虐待の話についてとなったら・・・叔父叔母の二人は、怪しむんじゃ・・・?」





つまり、叔父叔母に、そのことが俺たちにバレてると知ったら、よけいに蒼井を責めるってことか。





確かに、蒼井のあの状態だったら、どうせ、叔父叔母に口止めさせられてるんだろうな。






「じゃあどうすりゃ・・・」





「・・・じゃあさ、二人とも聞いてよ」




「「・・・?」」






正輝は、ニヤリと不気味に笑うと、前にあったテーブルに、肘をついた。






「学校のことで、電話したらいいじゃん」





「・・・はぁ?」




「学校の・・・こと・・・?」






学校のことって何だよ。





そう聞こうとしたが、「つまり、」と正輝が続けた。
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