先生、私が変えてあげる♪
「ダメだ。電話拒否ってる。つーか、多分電源切っただろうな」
「わぁあぁぁぁぁん!蒼井っちぃーー!!」
「駄々ごねてもしかたないだろ!!」
ホントに、ガキだな正輝は・・・・・・。
「ど、どうしよう!!この夏休みの間、何もしなかったら・・・蒼井さん虐待受けられてる・・・!!」
亜子ちゃんが、ほぼ半泣き状態で言った。
「亜子ちゃん、とりあえず落ち着いて、なんとか、手はうつから」
蒼井の携帯じゃなくても、叔父叔母の家に電話はできるだろ。
「・・・学校行って、蒼井の叔父叔母の家に電話するぞ」
「待って!」
亜子ちゃんが、久々に大声を出した。
静かな部屋に、ただただ、亜子ちゃんの声が響く。