先生、私が変えてあげる♪




「篠川さん。もう終わっていいですよ」



先輩教師の先生が言った。





「あぁ、はい。分かりました」





俺はダルいと分かるような声で返事をし、校内に向かって歩いた。




「はぁ・・・」



何回も何回もでるため息。



逆にすごいぞ。



いつも無意識にため息ついてるらしいしな。



俺は、3-5を持っている。



担任ね。



新人だけど、担任ね。



気がつくと、もう3-5についていた。



「あ、俺何にも持ってきてねぇや」



ま、いいか。


などとつぶやき、俺は教室に入っていった。



「おはようございます」



「センセーおっはー♪あいかわらず、ダセェな♪」



一番前の席の男子が言った。


言われなくても分かってるっつーの。


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