先生、私が変えてあげる♪
「きっと、実凪にとっては、この『蒼井』という名前が、実父と実母の最後の形見なんですよ。・・・それを、『旭』という名前に変えるのは、とても勇気がいりましてね?なら、最後まで、実凪が結婚するまで、この『蒼井』という形見を置いておこうって、そう主人と相談したんですよ」
「・・・そうなんですか」
旭さんって、ホントいい人だな。
俺だったら、きっとそこまで頭働いてないと思う。
「まぁ、そんなこんなで、実凪の名前、変えてないんですよ」
また、いつものかわいらしい笑顔をした。
「・・・出過ぎたマネをしてすいません。・・・旭さんの・・・『ご主人』とは、今後どうなされるんですか?」
「・・・そーですねぇ・・・」
ホントは、教師ごときがそこまで出過ぎたマネをしてはいけない。
けれど、どうしても聞きたかった。