先生、私が変えてあげる♪
「まぁ、なんとかなるでしょう」
ベタにずっこけそうになった。
「な・・・なんとか・・・」
「そうですよ?話し合って、決めますよ」
「・・・でも、あんなひどいこと・・・」
「そうですねー・・・。まぁ、なんとかなるんですよ。長年、夫婦をやってきたんです。話し合って、じっくり決めます」
にっこりと微笑んだ加寿子は、また老眼鏡をかけた。
「そう・・・ですか。分かりました。ありがとうございます・・・じゃあ、蒼井を迎えに行ってきますね」
「よろしくお願いします」
ニッコリと笑って、加寿子は再び本に集中した。
邪魔をしないよう、京は静かにドアを開け、静かに去っていった。