先生、私が変えてあげる♪
「・・・あのー」
「だから、何!?俺早くさっぱりしたいんですけどぉ!?」
半ばキレ気味で言うと、蒼井が焦ったように、口を開いた。
「お金、また返します」
「・・・はぁ?」
一体何の話だ、そう言おうと思ったら、先にしゃべられた。
「京さんは、一人暮らしで、一人分のお金で生活できるけど、私がいたら、お金の量、2倍になっちゃうなぁって・・・」
「アホか。別に一人増えようが変わんねーし、それに、」
蒼井に、脱ぐなと言われたので、もう一度Tシャツを着る。
「もし、お前がどうしてもっつーなら、卒業して就職したら返せ」
「・・・おお!!ナイスアイデア!」
ぱぁっと、明るくなった笑顔に、また吹き出しそうになった。