鋼鉄の兎
登録の始まりは 傭兵稼業の始まり。

1・新開 翔(しんかい なつる)

湿気混じりの天候が終わり暑くも カラッとした 天気が心地良い。

後、数日もすれば、直射日光が肌を焼き 汗が吹き出す季節に変わったことを 無理矢理にでも、理解しなければならない以外
この青年は、特に悩みを持っていなかった。

勿論、高校に通い 生活していると言う点に於いてはそれよりも、細かい悩みは多数あるにはあるが、
友人に連れてこられた、ゲームセンターも、適度に流して終わればいいか。ぐらいの簡単な悩みだった。

青年は、ここ数年 全国的に普及した この手のゲームを意識的に離れていた。家庭用ゲーム機と連動して突機と呼ばれる戦車兵器をカスタマイズし、ゲームセンターにて突機を戦場に送り出し、戦果の内容によって、貯まるポイントで、更にカスタマイズしていく。ありふれた内容だ。

チームを組み、ミッションを遂行 活躍をすれば 自分が指揮を取れる 
二十四時間 新しい戦場を渡り歩き 終わりの無い 砂漠の戦いを繰り返していく。

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