夏恋
アタシはその子をじっと見つめていた。
『…ねぇ、』
「きゃあっ!!」
『…じろじろ見ないでくれる?集中して眠りたいんだけど。』
「ごっ…、ごめんなさい!!……てかなんでアタシのベッドに?だっ…誰!?」
『あれ?お前父親に聞いてなかった?』
……はっ?
なんの話??
アタシは訳も分からず呆然と立ち尽くしていた。
『…その様子じゃあなんにもきいてねぇみたいだな。』
「な…なにが?」
『…ったく、めんどくせぇ。』
彼はゆっくりと起き上がり説明しはじめた。