永遠の片想い
「昔の彩香はどこ行ったのよ?ウーロン茶でももらってくる?」



絵美が歩き出したのを私は慌てて呼び止めた。



「いいのいいの!大丈夫!ファンデ替えたから顔色悪く見えるのかも、ちょっと直してくるよ。」



そう言って私は人波を縫い扉へ向かった。



その様子を3人が複雑な表情で見ていたことに気づく余地もなかった。



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