血まみれピエロ
「ねぇ、起きて。………起きなさいってば!」




そして、口が悪くなっていきます。
そして、腹部ではなく頭部に微かな痛みを感じました。



………何故?


青年は、目を開けました。


目の前には、真っ白な服を着た少女。
口元をへの字にし、若干機嫌を損ねた様子で青年の前に立っていました。


「やっと起きたわね」


青年は、よく状況を読み込めず少女を眺めておりました。
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