お嬢様と執事の関係
「千穂。
私が学校に居なくても
友達で居てくれる?」
「えっ・・?
どういうこと?」
「決めたの。
私は工藤家の養女を
やめる。
逃げてるだけかも
知れないけど
今、関わっている人たちと
やっていきたいの。」
「いいんじゃないの。
決めたのは愛子だし。
何も私からはいえないよ。
でも、
友達だけは縁切らないでよね。」
千穂は認めてくれた。
千穂の言葉を聞いたら
涙がボロボロと出てきてしまった。
「泣かないでよ。
いつでも連絡しなさいよ。
でも一つ聞いていい?
稜哉君はどうするの?」
「諦めるよ。
何も稜哉には言わないで、
ごめん。」
「愛子お嬢様のわがまま
分かりました。」
千穂はからかってるけど
私のこと分かってる。
つらいコトだって。
楽しい事だって。
「うん。またね。」