掟破りの王子様
「姫梨~今日どこか寄ってこうぜ」

「あ…うん!」

理一くんからのお誘い…

放課後に寄り道は初めてかも!

いつもは王梨ちゃんと帰る私を気遣ってるんだろうな。

「ち…ちょっと姫梨!」

「ん~なぁに?」

ご機嫌な私はおそらくニヤケているであろう顔で返事した。

「いつから名前で呼ばれてんの?!」

その一言で私の顔はへにょんと伸びた。
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