自傷輪廻
夢物語
僕には眩しすぎるヒカリが
顔をだす。
さあ。
楽しい楽しい
夢の始まりだよ。
夢の中では
僕じゃないくらいに、
無邪気に笑って
楽しく話して…
僕じゃないくらいに…。
でも僕は闇の住人。
だから抜け出せない。
悪魔の印が刻まれている。
これは傷ついた印。
闇を、地獄をみた印。
この身体が朽ちるまで消えない…
夢で幸せを味わった奴には
お仕置きが降される。
駄目なんだ。
【幸せ】を知っちゃ。
称えるんだよ。
【不幸】を。
血の褒美を、
傷跡という消えない罰を、
与えよう。