Tactic
「どこに行ってたのかなぁ~?」
詮索するように、安司は俺にベタベタ寄ってくる。
「あ、なんか智也いい香りする。なに、これ……」
安司を押しのけた俺は、シャツを脱ぎ捨て着替え始める。
多分、つぐみの匂いだ。
安司の奴、ほんと勘が鋭いんだから。
「別に……何処だっていいだろ。つか、なんでお前が俺の部屋でくつろいでんだよ!」
「お前のオバサンも兄貴も俺のこと家族みたいなもんだからって、入れてくれた」
ベッドにあぐらをくんで座りながら、ニヤリと笑みを零す安司。
詮索するように、安司は俺にベタベタ寄ってくる。
「あ、なんか智也いい香りする。なに、これ……」
安司を押しのけた俺は、シャツを脱ぎ捨て着替え始める。
多分、つぐみの匂いだ。
安司の奴、ほんと勘が鋭いんだから。
「別に……何処だっていいだろ。つか、なんでお前が俺の部屋でくつろいでんだよ!」
「お前のオバサンも兄貴も俺のこと家族みたいなもんだからって、入れてくれた」
ベッドにあぐらをくんで座りながら、ニヤリと笑みを零す安司。