記憶の引き出し(短編)
記憶の引き出し
 仕事帰り、いつものように流れに身を任せ歩いている時、ふと立ち止まった。


それは、懐かしい香りがしたから。香りを追うようにふり返ると、目の前にあるのはただの人の群れ。


そうとわかっているのに、私は身動きが出来ず天を仰いだ。
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