15のとき

「楽器を取りにきました…。」


みんなに一礼すると、勇気は私のほうをチラッと見ただけで奥へ入ってしまった。


「あいつはさぁ…」


シルクハットはチッと舌打をして、帽子をかぶり直すと「音楽やめちまうんだとよぉ…。」と悲しそうに嘆いた。



みんなも下を向いたまま動かない…。





勇気が…


音楽をやめる…?





うそ………。








予想していた一番最悪な事態が起きたと思った…。



しばらくしてギターを持った勇気が奥から出てきた。
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