心の思うままに

義務づけられた正義に

逆らったはみ出しもの達は

いつの時代も

「牢獄」という名の

鎖をはめられて

もがき苦しむ彼らも
私たちと同じ人ではないのかと疑問に思う


そこまで痛めつけられるほど、彼らは大罪を犯してしまったの?

神はすべての人間に平等を与えたという


昔の人々が残して死んでいった言葉は

誤りだったのだろうか


義務づけられた正義に

逆らうことを恐れて

義務を果たす私たち


でも、もし信じていた正義が

すべて過ちだったら


義務づけた奴らの

奴らの、思い描いた世界に変わってしまう


誰かの手のひらで動かされるなんて
反吐がでる


わずかに抱いた反抗心が

義務正義をやっつけて

自分の正義を貫き通す時代が来るのは

あと、もう少しだけ先のこと

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