‡俺様の定義‡
「すいません…
少し電話をしてきます。」
取りあえず親父に連絡して…
渚に連絡して…
いや…
あいつには言えない…
「親父??
棗だけど…うん、一命は取り留めたけどまだ目は覚めてない…
後は本人次第だって…
親に話がしたいって言ってるけど…
連絡は…」
[あぁ…
したんだが、今は札幌に居てすぐには来れないらしい…
代わりに俺が行くから…
渚ちゃんに連絡は??]
「できねーよ…
港が自殺しようとしたのは俺のせいかもしれねーから…
俺はただ、あいつに責められるのが怖いんだ…
お前のせいだって言われるのが怖いんだ。」
[棗大丈夫だ…
もし連絡するのが手遅れになっていしまったら逆に申し訳ないだろ??
おい未那!
ちょっと渚ちゃんに連絡してくれ…
あぁ頼む。
今未那に頼んだからな。
今もう家を出るからお前も港ちゃんの側にいてやれ。]
「わかった…」