‡俺様の定義‡

｢それに引っ越したのは渚以外で､渚は隣の中学校に通ってたらしい｡
それで俺らのことは知ってたらしくて港にも話してたんだって｡

だから由香さんの存在も知ってたらしいよ｡｣

｢はっ??
何あいつ知ってたわけ??｣

｢その中学校に由香の知り合いがいたらしくて､由香とお前がデートしてるの見たらしいんだ｡
その時に彼氏だって紹介されたらしくて…
学校で自慢してたんだって隣中のイケメンがってね｡｣

｢なんかそいつわかるかも｡
ってか治らないってわかってるならなんで渚はこっちに戻ってきたんだよ｡｣

｢渚が港に棗に彼女がいることも､彼女と別れたことも伝えていた｡
港はずっと棗が好きだった｡最後にあって告白したいと思った｡
でも病院を抜け出すとばれる｡でも会いたい｡
それで病院の先生に協力してもらって…棗の親父さんにも協力してもらって…
親には内緒で渚に身代わりしてもらって学校に来てたけど限界が来たらしい…
これ以上は動き回れないらしい…｣

｢モデルはどうするんだよ｡
あいつだけ抜けるのか??｣

｢いや｡名前を渚にしてあったから…代わりに渚がやるらしい…
さっき会ったらそっくりだったよ港に｡
小さい頃港が太ってたのは渚の分の食事まで食べてたんだって｡
でも港が病気になって痩せたら見分けが親でもつかなくなったらしい｡｣

｢そうか｡
で?俺はどうしたらいい??
そっちに行ったほうがいいのか??｣

｢これるのか??
由香さんもいるんだろ??｣

｢任せとけ｡
親父もそこにいるんだろ??丁度いいから由香と由姫もつれてく｡｣

｢わかった待ってるから説得してとっとと来いよな!!｣


｢棗??琉架君なんだって??｣

｢由香…今から一緒に病院に来てくれねぇか??｣

｢えっ??｣

｢幼馴染がピンチでさ…行かなきゃいけないんだけど…
お前ら2人おいてきたくないし…
なっ??｣

｢うん…｣