星色模様〜幼なじみの君と〜
新たな季節

予感

「おはよー!久しぶりーっ」
「焼けたなー」


朝、学校へと続く道
たくさんの生徒達の声が飛び交っている


まだ結構、暑さはあるが、少しずつ少しずつ秋の気配



「里緒ー!おはよっ」

「遥!おはよー!」



いつも会ってるから久しぶりという言葉はないけど



「早速授業かぁ〜ダルイね」

「だね」



始業式後は普通に授業

夏休みの余韻もない



久しぶりのクラスに、皆の顔を見て懐かしく思えた


「おっはよー!!」

「フフ、元気だね」


相変わらず優太君は元気で、海君もいつもの様に穏やかで

稜平は…というと

必死に宿題写してた


「あ、裏切り者の里緒」

「はぁ?」


私、裏切り者扱いになってるし


「昨日お前が持ってこねーから」


くそー坂下のやつとボソリと呟いたのも聞き逃さなかった


「自業自得」

「ちぇ」


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