セツナイ恋愛短編集―涙と絆創膏―

次の瞬間

僕は
話しかけてた


「…どう…かしたの?」



レイの体が
ぶるぶると震えている



いつもなら
お客を見送りに
でてくるはずが


今日は
…ひとり



「…どう…しよ…う」



顎がガチガチと震えて


レイはうまく
話せない



「その手…」



深紅のドレスには



どす黒い
手袋


レイの手は


…血まみれ



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