愛憎友達
「今日はほっぺで勘弁してやるよ。けど今度こんな可愛いとこ見せたら次は容赦しないかんな」

ビッと朝葉を指差すと、両手をポケットにしまいこんで歩き出す。

朝葉はまだその場に突っ立っていた。

まさかこんな展開になるとは思わなかったから……。

「朝葉!置いてくぞ!」

「あっ、ちょっと待ってよ!!」

和飛の呼び声で我に返った朝葉は、パタパタと和飛の後を追いかけた。
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