Secret★GIRL-reverse-
動き出す思い
★玲SIDE
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄





「それと、お前ら、付き合ってるわけじゃないよな?保健室でキスしたのは知ってるけど」




………………まじかよ。




「付き合おうとも言ってないし言われてないし、今のうちに言っておくけど、俺が苺李と何をしよーと玲に文句を言われる筋合いはないから。」



「…」



「玲の弱虫!バーカ!!ふんだ!」



光太郎が部屋を出たあと、
握りしめていた携帯を開いた。




光太郎の言うとおり、
やっぱり俺達はつきあっていないのか?



苺李も俺とつきあっていないから、光太郎とデートに行くのか?




ってか付き合うってなんなの




お互いに好きって知ったら恋人同士なんじゃないの?




苺李に電話してきいてみる?




俺達付き合ってるのかって





『…くそっ』




開いた携帯を再びしめた。







…何もできない自分が情けない。





< 204 / 220 >

この作品をシェア

pagetop