先生の秘密は恋の予感
本城が私に近付き、浩平から無理矢理私を離した。




「佳奈実、大丈夫か。」




大丈夫な訳がない。




「本城助けて!」


もう、やだ。



「浩平、話しは又にする、佳奈実は連れて帰るから。」


同じ顔が二つならんだ。



「浩平、この男誰?」


同じ顔はかなりヤバいです。



「俺の双子の兄の宗平。」



「この男もホスト?」


な、訳あるか。



「違うよ。こいつは学校の先生だ。」


はぁ。


「私は宗平の方がいいな。」



ケバい40女が宗平に近づいた。


キモいです。


「浩平、この女をなんとかしろよ。」


浩平がニヤリと笑う。



「宗平がいいらしいから、その女は宗平にやるよ。俺は佳奈実の方がいいし。」


気がつけば又浩平の腕の中。


なんとかして下さい。


化粧のケバい40女が宗平に抱きついた。


宗平が暴れてもその女は宗平を離なそうとしない。


目の前で起きてる現実に、私はついて行けません。


もう、本当にやだ。






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