先生の秘密は恋の予感
多分もう直ぐ、宗平が佳奈実を追ってくるはずだから。



その時、俺は宗平目の前で、佳奈実が俺の女だと宣言する。



多分宗平は驚くだろうな。



自分の好きな女が他の男の者になるって、どんな気分だろうか。



俺は宗平が悲しむ顔が見たい。



今まで俺が味あった屈辱を、今度は宗平おまえに味合わせてやるよ。



おまえの大好きな女が俺の者になるのを、じっくり見ていろよ。



「佳奈実、おまえは何も心配しなくていい。ただ俺から離れるな。離れたらみんなばらす。」



佳奈実は俺からもう逃げられないんだからね。



「浩平さん、許して、撮った写真は全て返すから。」


それは無理。



「駄目、許さない。」



俺は佳奈実を抱き締めた。



そこに宗平が飛び込んで来る。


楽しくなってきたぞ。












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