先生の秘密は恋の予感
『佳奈実忘れてない? 』



私が何忘れてるの?




『佳奈実が俺の部屋のぞいていた事だよ。』




すっかり忘れてた。




「もう、いいでしょ。」




『で、俺と付き合い気になった。』




ならないってば!




そうだよ。




「だから、浩平の彼女が何で私なの?



私なんの経験もないし、つまらない女だよ。」




ニヤリと浩平が笑った。




そして、『だからいいんだよ。佳奈実の初めてを全て俺が貰う。』




はぁ、何考えてるのこの女タラシ野郎!




浩平の彼女なんかに死んでもならないんだから!




『佳奈実逃げようとしても駄目だよ。



佳奈実となら既成事実作って結婚してもいい。』




既成事実?







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