先生の秘密は恋の予感
既成事実ってもしかして、やだやだよ。




初めてで妊娠なんてあり得ないんだから。




浩平が迫って来る。




何でこうなるのよ。




私は必死に逃げる。




『佳奈実もう無理だから諦めな。』




やだやだ、絶対嫌!




その時、ピンポン!




誰か来たこれで助かる。




玄関に鍵は掛けていない。



お願い入って来て!




なのに誰も入って来ない。



この際泥棒でも押し売りでも何でもいいから入って来て!




浩平に抱き上げられた。




「離せ浩平!」




思い切り暴れた。




『浩平そこまでだ!佳奈実から離れろ。』




声のする方を見ると、本城宗平が立っていた。




私これで助かる。




そのまま意識を手放した。






< 163 / 178 >

この作品をシェア

pagetop