先生の秘密は恋の予感
休憩時間お弁当を広げるとみんなが集まってきた。



「おー 。うまそ佳奈実最高!」



こんなに喜んで貰えるなんて思わなかった。



「佳奈実は何時起きして作ったの?」



「5時だよ。」



「佳奈実、うまいよ、俺佳奈実に惚れそう。」



加納先輩が立花先輩の頭を小突いた。



「立花、佳奈実は俺の彼女だから気安く佳奈実に触るな。」



みんなが驚いた顔で私たちを見た。



「そう言う事だから、佳奈実と付き合う事にした。文句ある奴は俺に言え。部活中は部長とマネだから、その辺はルールをキチンと守るから心配するな。」


私はうつ向くしかなかった。



「岬はずるいよ、先こすなんて、佳奈実はみんなのものだったのに。」


本当にこう言うのは困る。



「うるさいなぁ、もう佳奈実は俺のなんだからな。おまえら、下手に手だしたら承知しないからな。」


はぁ。


こう言うのがめんどくさいんだよね。


「佳奈実はなんで岬なんだ。岬のファン多いから、大変だぞ。特に美夏には気をつけた方がいい。」


やっぱりね。


本当に心配になって来た。


絶対、何が起きる。


もう、だから付き合うとかやだったのに。











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