先生の秘密は恋の予感
万由美さんが話しかけて来た。


「宗平からいつも佳奈実ちゃんの話し聞かされてるの。
俺に何処までも歯向かう生徒。宗平は女子にはいつも人気なのにね。」


それはみんな騙されてるからです。


「宗平を嫌う女の子を見てみたかったの。こんなに可愛い子だったんだ。加納君はいい子だから、彼を信じていれば、絶対大丈夫よ。 」


信じるって。


よくわからない。


｢万由美さんは本城先生を信じているんですか。｣



万由子さんは頷いた。



｢本城先生がたとえば浮気をしてるとか、考えないのですか。｣


「おい、佳奈実は何言い出すんだよ。」


だって、私はこの目で見てるし。


本城先生がどうして冷静でいるのか、聞きたいよ。


｢だからたとえばの話しすが、本城先生が浮気してたらどうします。｣


浮気は許せないはず。



「私は宗平を信じてるから、彼は浮気なんか出来る人じゃない。」



はぁ、どこまでお人好しなんだ。



ホスト野郎は確実に浮気してるよ。



私は何回もこの目で見たんだから。



多分誰も私の事なんて信じないだろうけど。



今は言えないけど、必ず証拠を掴んで、ホスト野郎に叩きつけてやるんだから。








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