先生の秘密は恋の予感
琉太が二人を見ていた。



「佳奈実が暴れて嫌がってるから、様子みてくるわ。」


そうですか。



「琉太授業は? 」



「とっくに終わってる。」


琉太の気持ちを知って、動揺した。


「そうだった。琉太佳奈実頼むね。」


切ないよ。


あ、琉太が佳奈実を本城から奪って逃げていた。



佳奈実が涙目になってるし。



本城のバカ、琉太から佳奈実奪い返そうとしてるよ。



「なぁ、あの三人は何をしてるんだ。」



貴也がいた。



「多分、好きな女の奪い合いみたいな? 」



「なんだそれ。 」


本当に疲れるわ。



「芽衣も大変だな。佳奈実が友達で。」


それはない。


「私は佳奈実が好きだから、見た目はあんなだけど、かなり真面目で良い子なんだ。」



佳奈実の見た目だけで判断してほしくない。



「そうだな、見た目とのギャップに笑える。佳奈実を理解するのに時間かかった。」



貴也は佳奈実と付き合って、別れてから佳奈実の良さを知ったらしい。


別れた事を後悔してるのだろうか。








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