何度でも Lovin' you!~season 2~
『そんなこと言う人には、もう絶対作らないから。』
ますます膨れる優季だったけれど、そんなところも可愛いなんて思ってしまう俺は、優季に対してかなりの重症なのかもしれない。
「じゃ、安全なこともわかったことだし…いただきます。」
一言多い俺を、半ば呆れながら見つめる優季を尻目に、ケーキを一口、口に運んだ。
「………美味い。
昨日のケーキも美味かったけれど、このケーキ、それ以上に美味い!!!」
『本当?良かった…』
膨れっ面をしていた優季が頬を赤らめ、嬉しそうな笑顔に変わった。
やばい…
そんな顔されると、俺の心臓が暴走するだろうが。