いとしのかずん
「小生も同じ大学なんでね、まあ学校だろうとは思いましたわ、ええ」

「あ、そうなんですか! 敦美の同級生なんですか」

「ああいや、小生は4年でして、つっても、もう4年もダブってますんで年は26なんすがね」

くったくなく笑うケンタウルス。

たしかに、どこからどう見ても18歳には見えない。

ともすれば、40歳と言われても納得するかもしれない。


そのぐらい、ケンタウルスは大人びている、ていうか、ぶっちゃけ老けている。
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