それでも傍にいたい〜先生と生徒の逢瀬〜
「みなさん、はじめまして。ジャスティン・マーレイです。英語を教えます。そう言うけど、他の英語の先生の補佐みたいな感じなので、友達のように接してください。僕が英語を教えるように、みんなには日本語を教わりたいなって思ってます。どっちが上手く話せるようになるか競争しよう!」

ニッコリ笑うジャスティンだけど数人の生徒の頭にはクエスチョンマークが浮かんでいた。

「ミカ〜」

なんて今にも泣き出しそうな小さな子供のように私を彼は見るから、溜め息を吐いてジャスティンの隣に立ち、さっきのスピーチを訳して生徒たちに伝える。


「はーい!」

するとそう返事が返ってきてジャスティンは嬉しそうに微笑んでいた。
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