俺の彼女

まだ脛を擦りながら田牧は口を尖らせる


｢はいはい。純愛ですね。
ってか、相手から求めてきたらどうすんの？

愛梨って多分痩せてたら超可愛いぜ？
中２までは普通の体型だったんだし…

もう
経験済みとか…？｣





田牧の言葉に
一瞬、思考回路が停止する


愛梨が…




経験済み…？




いやいやぁ
無いだろ


でも…もしかしたら…





悶々とした考えを必死で振り払った


｢そんなこと関係ねぇよ。今は愛梨は俺のだから。過去とかどうでもいいんだ。｣