俺の彼女
「…2人。」

「あ、もしかして彼女さんですか?」


屈託の無い笑顔に緩くカールした長い髪が

女が動く度に揺れる


「違う。友達だけど…?」


なんだ…この女…?


「芹澤ー。こんなもんかな?」


タイミング良く田牧が試着室から出てきた


その瞬間
田牧の視線が俺の前の女に釘付けになった


「うっそ…!
草野由香里ちゃんじゃん!」


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