繭(まゆ)

私は、バカだ。


まだ、こんなに好きなんて。


気持ちが悪いくらいバカみたいで

そして、哀しい。



月の光はあくまで優しく、この体を絶望で包む。


どこまでいっても、進む道は闇なのかも知れない。

それでも

砂上にたつかすかな希望に、身を委ねるしかないのだ。



そうしなければ



きっと、生きてはいけない。



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