叶わぬ恋心
幸せな日々
−4月−。

彼とは3年で同じクラスに。

同じ班になれたのは1週間ぐらい。

修学旅行の班決めですぐに離れた。

でも出席番号の時が同じ班だったからテストの日は席が近かった。

それ以外で席が近くなることは1回だけあった。

夏休み前の班だ。

その班は仲がよくて秘密をみんなに明かしたりしてた。

もちろん好きな人の名前も。

私を入れた5人中2人が同じクラスの人が好きで2人は違うクラスのかわいい子。

1人は同じ塾の人で私の知らない人だった。

当然遊びで冷やかされたりもした。

それがまた楽しかった。

特に私は彼との席がかなり近く1人を挟んだすぐ前だった。

それに彼は給食時間よくウチの班に遊びにきた。

班の男子がみんな彼と仲がよかったからだ。

特に仲がよかったのは私の後ろの男子S君。

班にした時彼がS君と話そうと思ったら私の横に来るか向かいのT君の横に来るか。

いつも私は3人の男子+1人の女子にはめられてた。

なんで私よりにばかりくるんだろうと思ったら

「Sン所(私)行ったら?あいつの横開いとるし」

やゼリーを女子にあげたら彼に私のものであることを内緒にしてまるで自分の物かのように

「食べれん!食べて!」

と食べてもらったり。。。

ゴミを彼が捨てに行ってるすきに班全員が私にニヤニヤ笑いを投げかけてくる。

恥ずかしかったけど嬉しかった。

たまに仕返しをしたりして相手の顔が赤くなるのをニヤニヤしながら見たりしてた。

あの頃すごい楽しかった。

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