しなやかな腕の祈り
あたしもプロダンサーになれたら
お母さんみたいに忙しい生活に
やむを得ずなっていくのかな…
もしその頃に、あたしに家庭があれば
旦那さんや子供と過ごす
ゆっくりした時間なんて無いのかな。
お母さんみたいに海外公演が多いレベルになれば
絶対…絶対そんな生活はない。
一生を独身で過ごすか
家庭を省みないか、どちらか。
お母さんは、理由があってあたしと離れた。
それから気持ちを切り替えるために
自分の夢を追いなおしたんだ。
ある意味、寂しい理由だったんだ。
そんな事を考えるあたしの部屋に
大音量で、また携帯の着信音が響いた。
隆弘が家の前に着いたらしい。
鞄を持って、部屋を出る。
階段を降りていく最中に
洗濯物を持った静香叔母さんとすれ違う。
「どこか行くの??」
「友達と初詣」
啓太と別れた事は、叔父さんにも
叔母さんにも、おばあちゃんにも
まだ伝えていなかった。
だから、友達と出て行くなんて
ベタな言い訳にした。
「ご飯はいらへんのね??」
「うん、いいわ。ありがとう、ごめんね」
静香叔母さんは優しい微笑みを浮かべて
一馬の部屋に洗濯物を持っていった。
お母さんみたいに忙しい生活に
やむを得ずなっていくのかな…
もしその頃に、あたしに家庭があれば
旦那さんや子供と過ごす
ゆっくりした時間なんて無いのかな。
お母さんみたいに海外公演が多いレベルになれば
絶対…絶対そんな生活はない。
一生を独身で過ごすか
家庭を省みないか、どちらか。
お母さんは、理由があってあたしと離れた。
それから気持ちを切り替えるために
自分の夢を追いなおしたんだ。
ある意味、寂しい理由だったんだ。
そんな事を考えるあたしの部屋に
大音量で、また携帯の着信音が響いた。
隆弘が家の前に着いたらしい。
鞄を持って、部屋を出る。
階段を降りていく最中に
洗濯物を持った静香叔母さんとすれ違う。
「どこか行くの??」
「友達と初詣」
啓太と別れた事は、叔父さんにも
叔母さんにも、おばあちゃんにも
まだ伝えていなかった。
だから、友達と出て行くなんて
ベタな言い訳にした。
「ご飯はいらへんのね??」
「うん、いいわ。ありがとう、ごめんね」
静香叔母さんは優しい微笑みを浮かべて
一馬の部屋に洗濯物を持っていった。