MH
マニュピレーターが私の肉体に触れる。

生々しい音を立てて切開し、体内を切り刻む。

生きたまま解剖されるという行為。

狂気の沙汰だが、私はもう慣れた。

正常な神経のままで、この機関の生化学者は務まらない。

マッドサイエンティストのみが、このイカれた集団の中でのし上がっていけるのだ。

「……」

再改造を受けながら、私は考えていた。

上へ。

更に上へ。

私はいずれ、機関を牛耳ってみせる。

機関のトップへとのし上がり、やがては私の手で機関を操り、世界中を裏から掌握してみせる。

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