MH
「つまり」

私は一足飛びにMHⅡの間合いに飛び込み、ボディブローを放つ!

「うぐ!」

くの字に折れるMHⅡの体。

「私は君の攻撃を防ぎ続け、一方的に君を打ちのめす事が可能という事だ」

下がったMHⅡの顎目掛け、右のアッパーカット!

再び口腔部から血を撒き散らしながら、MHⅡは仰向けに倒れた。

…何と他愛のない。

私は無様に横たわるMHⅡを見下ろす。

同じMHとして、彼のデータは全て私のCPUに記憶されている。

どんな攻撃パターンを持っているのか、どの程度の戦闘力を持っているのか、身体能力はどれ程なのか。

何しろ彼を改造したのはこの私なのだ。

MHⅡに関して知らない事など何もない。

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