明日のキミへ
---------昼休み

「よし行くぞ」

息を飲んだケンわ俺にそう言って歩きはじめた。

「亜里沙、あのさ。。。」

「なに?ケン??」

「放課後、中庭来てくんないかな?」

「いいよ?」

“中庭”という言葉を聞いた瞬間、

美優がピクっとした。

「まじ?さんきゅ!」

「うん^^」

「そーいや美優ちゃん?」

「え?!何?」

急に振られて少しびっくりしてる美優。

美優ってふだんボーッとしてんのかな?

あ。俺また美優のこと考えてる。

ほんと俺どーしたんだろ。

「さっきさ、中庭で~」

にやにやしながらケンが話を進める。

「な。。。に?」

戸惑ったように美優が答えた。

ケンわ美優にさっきの告白の返事を聞こうとしてんだろーな。

「さっき中庭で告られてたっしょ?」

目を丸くして美優わ驚いた。

「うん」

下を向きながら返事をした。

「なんて返事したの?」

聞きたくなかった。

オッケーしたっていったらどうしよう。

すごく緊張した。

「。。。断った」

3人とも驚いた。

だってあのイケメンに告られて断る?

普通じゃありえないだろ。

「なんで?!」

ケンがきいた。

「美優わね、あーゆー女なれしてる人が苦手なの。ね、美優?」

「う。。。うん」

桃山の言葉に美優わうなずいた。

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