アリスと白うさぎ -前編-
おっきい文字で『私立誠凛高等学園』と書いてある門。

さすが…私立学園。

とりあえず門の横にあるインターホンを押した。


「何か…緊張するね」


あたしは翔に囁いた。


「そ、そんなことねぇし」


翔もちょっと緊張してるみたい。


『お入り下さい』


ギギィ

女の人の声が聞こえたと同時に、門が開いた。

どこから聞こえているのか分からないけど、とりあえず学園内に入った。


「お待ちしていました、春日澪さん。春日翔さん」


スタイルの綺麗な、さっきの声の女の人があたしと翔を迎えてくれた。

女の人は、校長先生で学園長の次に学園を仕切っている人。

楓校長先生に案内されて、校長室へ入った。


「…澪さんは、2-Aね」


「はい」


「それで…翔さんなんですけど…」
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