アリスと白うさぎ -前編-
ドキッ

こっちも、不覚。

翔に…ときめいた。


「…うんっ」


馬鹿じゃないの、あたし…義理でも弟にときめくのは禁止!

たぶん金髪ヤンキーくんのせいだ

うん、そう…いや、絶対そう!

深く深呼吸して、自分を落ち着かせる。

あたしのオーバーな深呼吸に、翔は“?”マークを隠さずにいられないらしい。




そんなこんなで、やっと着いた私立誠凛高等学園。

私立だからか、お金が一年でピー百万かかるんだって。

エリートの司さんに感謝感激!

設備バッチリの高校で、グラウンドも広いのなんの。

しかも都合により、寮も手配できるんだって。

東京ドーム四個分はあるって…広すぎ!

ここを受験する人、転入する人でお金がない人(失礼だけど)は、面接をして選抜された人が、お金を免除してくれるんだけど…

あたしと翔はお金があるから、めんどくさい面接はやめなさいってお母さんに言われたんだよね。
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