アリスと白うさぎ -前編-
8:2の割合で、女子が少ないんですけど…


「えと、春日澪です。翔とは姉弟で、えと…」


言葉に詰まってしまった。

ど、どうしよう…


「澪姉、趣「杏ちゃん、遅れてごめんっ」


翔が助け船を出そうとした瞬間だった。

ガラッと後ろのドアが開いて遅刻してきたのは…きっ、金髪ヤンキーくん!?


「律くん、転入生が来てるから席に着いてね。遅刻はあと1回したら三者面談ですからね」


少し目を細めて杏先生が言った。

嘘、でしょ?


「転入生?あ、さっきの」


指を指されてビクッと体が反応した。


「チッ」


小さく舌打ちをしたのは翔。

さっきの言葉を遮られるのが、相当頭にきたみたいで…


「先輩、同じクラスでしたね。よろしくお願いします。僕、飛び級なんです」


嫌味たっぷりの言葉に、金髪ヤンキーくんは…


「澪ちゃん、さっきぶり」


えぇっ!

そこあたしに来ちゃうの!?
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