愛されて
「これは…?」
洋平が持ってきたのは、ダンベルだった。

「うん…」

「いくよ」

洋平がガラスに向かってダンベルを振り下ろした。

『パリーン』
音がして…ガラスが割れた。

やった!!

洋平が割れたガラスから手を出して…カギを開けてくれた。

私は洋平に支えられるようにして外に出た。

助かったと安心した途端。
私と洋平は気を失った。
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